Topo II Antibody (T21D4) はマウスモノクローナル IgG2b 抗体で、ショウジョウバエの Topo II をウェスタンブロッティング (WB) により検出する。Topo II は重要な核内酵素であり、一過性に DNA 鎖を切断し再結合することにより、真核細胞内の DNA のトポロジー構造を維持する重要な役割を担っている。この過程は、DNA複製、組換え、転写を含む様々な細胞機能に不可欠であり、Topo IIは多くの抗癌剤の重要な標的となっている。Topo IIは1,447個のアミノ酸からなり、細菌のII型トポイソメラーゼのBサブユニットに相同なN末端領域、DNAジャイレースのAサブユニットに似た中央領域、正と負に荷電したアミノ酸が交互に並ぶことを特徴とするC末端領域という、異なる構造ドメインを持つ。これらの構造的特徴は酵素活性に必須であり、Topo IIがDNAに一過性の二本鎖切断を導入することを可能にし、細胞過程で生じるDNAのもつれやスーパーコイルの解消に重要である。抗Topo II抗体(T21D4)は、DNAトポロジーの動態やがん治療におけるトポイソメラーゼ阻害剤の作用機序を研究する研究者にとって、非常に貴重なツールである。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Topo II 抗体 (T21D4) | sc-65742 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
Topo II (T21D4): m-IgGκ BP-HRP Bundle | sc-534382 | 200 µg Ab; 40 µg BP | $354.00 |