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チロシナーゼ(TYR)はI型膜タンパク質で銅含有酵素であり、脊椎動物に見られる主要な色素であるメラニンの生成に関与している。メラニンの生合成にはTYRの酵素活性が必要であり、TYRはメラニンの生合成におけるチロシン水酸化の重要かつ律速段階を触媒する。TYRの活性が欠損すると、様々なアルビニズムが生じる。TYR関連タンパク質であるTRP1とTRP2もメラノサイトに特異的に発現し、同様にメラノソーム内でのメラニン合成に寄与している。TYRを含むTRPは、いずれも同様の膜貫通領域を持ち、2つの金属結合領域とシステインに富む上皮成長因子モチーフを含み、メラノソーム膜に局在している。しかし、これらのタンパク質はそれぞれ異なる触媒活性を持ち、個々にメラニン生ポリマーの生合成に寄与している。これらのタンパク質は一緒に凝集体を形成することから、TRPは多酵素複合体として存在すると考えられており、TRP1の発現はメラノサイトにおけるTYRの安定化にも役立っている。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
TRP2/DCT 抗体 (F-9) | sc-166717 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
TRP2/DCT (F-9): m-IgG Fc BP-HRP Bundle | sc-540145 | 200 µg Ab; 10 µg BP | $354.00 | |||
TRP2/DCT (F-9): m-IgG1 BP-HRP Bundle | sc-541932 | 200 µg Ab; 20 µg BP | $354.00 | |||
TRP2/DCT (F-9) 中和ペプチド | sc-166717 P | 100 µg/0.5 ml | $68.00 |