TACC1 (transforming acidic coiled coil gene 1)は、乳癌発生に関与すると考えられている3つのTACCファミリーメンバーの1つである。TACC1は8p11染色体上に位置し、全乳癌サンプルの約15%で増幅されている。8番染色体の短腕にはFGFR1も存在し、その発現はほとんどの乳癌腫瘍で亢進している。TACCファミリーのメンバーであるTACC1、TACC2、TACC3は、8番、10番、4番染色体上の対応するFGFR1、FGFR2、FGFR3遺伝子と非常に密接にマップされる。その後、これらは系統発生学的に関連していることから、TACCとFGFRは細胞の増殖と分化において同様の役割を持つことが提唱されている。また、TACC1にはショウジョウバエのホモログであるD-TACCと同様に保存されたC末端領域がある。D-TACCは正常な紡錘体機能に必要であることが示されており、哺乳類のTACCタンパク質も同様に中心体や微小管と相互作用するようである。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
TACC3 抗体 (F-11) | sc-376839 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
TACC3 (F-11): m-IgGκ BP-HRP Bundle | sc-523112 | 200 µg Ab, 40 µg BP | $354.00 | |||
TACC3 (F-11) 中和ペプチド | sc-376839 P | 100 µg/0.5 ml | $68.00 |