インターフェロンやEGFのような成長ホルモンを含む様々なリガンドによる膜受容体シグナル伝達は、JAKキナーゼの活性化を誘導し、Stats(転写のシグナル伝達物質および活性化物質)と呼ばれるタンパク質のチロシンリン酸化を引き起こす。このファミリーの最初のメンバーとして、Stat1α p91、Stat1β p84(p91のCOOH末端アミノ酸38個を欠いた形)、Stat2 p113が報告されている。Stat1とStat2はIFN-aによって誘導され、ISGF3転写因子複合体の一部であるヘテロ二量体を形成する。Stat3は、上皮成長因子(EGF)とインターロイキン-6(IL-6)に反応して活性化されるが、インターフェロン-γ(IFN-γ)やStat4には反応しない。Stat3およびStat4のリン酸化型は、Statファミリーの他のメンバーとヘテロ二量体だけでなくホモ二量体を形成することが示唆されており、異なるリガンドに反応した異なるStatタンパク質の差次的活性化が、細胞表面からの核シグナルの特異性を説明するのに役立つはずである。Stat4の発現が最も高いのは精巣と骨髄細胞である。IL-12はStat4の活性化因子として同定されている。Statファミリーの他のメンバーには、プロラクチンやIL-3によって活性化されることが示されているStat5や、IL-4によって活性化されるシグナル伝達経路に関与するStat6(IL-4 Statとも呼ばれる)がいる。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Stat6 抗体 (E-10) | sc-271213 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
Stat6 (E-10): m-IgGκ BP-HRP Bundle | sc-534897 | 200 µg Ab; 40 µg BP | $354.00 | |||
Stat6 (E-10) 中和ペプチド | sc-271213 P | 100 µg/0.5 ml | $68.00 | |||
Stat6 抗体 (E-10) X | sc-271213 X | 200 µg/0.1 ml | $316.00 |