mRNA前駆体のポリアデニル化は、複数のタンパク質因子を必要とする2段階の反応である。第一段階であるポリアデニル化基質のエンドヌクレアーゼ切断には、3つの異なるサブユニットからなるヘテロ三量体、CstF(切断刺激因子)が必要である。ヘテロ三量体のCstFは、RNA上のポリアデニル化部位の下流に位置するGUとUに富んだ配列を認識する。最も短いCstFサブユニットは、哺乳類のGタンパク質βサブユニットと広範な相同性を共有し、7回繰り返される44アミノ酸長の配列であるトランスデュシンリピートドメインを持つ。CstF-50は核タンパク質BARD1(BRCA1-associated RING domain protein)と相互作用し、in vitroでポリアデニル化を阻害する。CstF-50はまた、ヘテロ三量体のCstF複合体と他のポリアデニル化因子や3′末端切断因子との相互作用に関与し、プレmRNA上で安定な複合体を形成しているのかもしれない。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
CstF-50 抗体 (H-8) | sc-393317 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
CstF-50 (H-8): m-IgG Fc BP-HRP Bundle | sc-538187 | 200 µg Ab; 10 µg BP | $354.00 | |||
CstF-50 (H-8): m-IgGκ BP-HRP Bundle | sc-535751 | 200 µg Ab; 40 µg BP | $354.00 |