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カルシニューリン結合タンパク質(Cabin-1)と対応するラットのホモログ(Cainと命名)は、カルシニューリンのセリン/スレオニンホスホターゼ活性を制御し、T細胞シグナル伝達とアポトーシスに影響を及ぼす核内リン酸化タンパク質として広く発現している。カルシニューリンは、サイトカインの転写活性化、およびT細胞受容体(TCR)仲介シグナル伝達に関与するNFAT、NFkB、AP-1を含む様々な転写因子の活性化に必要である。カルシニューリンの制御は、細胞内カルシウム濃度の変化とプロテインキナーゼCの活性に依存する。TCRの活性化により、PKCはCabin-1の過剰リン酸化を誘導し、Cabin-1とカルシニューリンとの親和性の高い結合を促進する。この複合体形成はカルシニューリンの活性を阻害し、TCRを介したシグナル伝達を減弱させる。Cabin-1はまた、T細胞のアポトーシスシグナルを制御する転写因子ファミリーであるMEF-2タンパク質とも直接結合する。Cabin-1とMEF-2間のこの会合は、MEF-2が介在する遺伝子転写の阻害とアポトーシスの阻害につながる。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Cabin-1 抗体 (E-11) | sc-514250 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
Cabin-1 (E-11): m-IgG Fc BP-HRP Bundle | sc-538606 | 200 µg Ab; 10 µg BP | $354.00 | |||
Cabin-1 (E-11): m-IgGκ BP-HRP Bundle | sc-536250 | 200 µg Ab; 40 µg BP | $354.00 |