ASPPタンパク質はp53と相互作用し、p53が誘導するアポトーシスを増強するが、細胞周期の停止には関与しない。内因性ASPP1(PPP1R13B)の機能を阻害すると、アポトーシス刺激に対する内因性p53のアポトーシス機能が阻害される。ASPP1は、生体内でアポトーシス促進遺伝子のプロモーター上でのp53のDNA結合と転写機能を増幅する。ASPP1の発現は、野生型p53を発現しているヒト乳癌ではしばしば低下するが、変異型p53を発現している乳癌では低下しない。この研究は、ASPP1がin vivoでp53の腫瘍抑制機能を制御していることを示している。ASPP1は主に細胞質タンパク質であるが、ポリペプチドの一部は核内にも存在する。ASPP1をコードする遺伝子であるPPP1R13Bの欠損は乳癌の原因である可能性がある。推定されたASPP1タンパク質は1,090アミノ酸残基を持つ。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
ASPP1 抗体 (54.2) | sc-53860 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
ASPP1 (54.2): m-IgG Fc BP-HRP Bundle | sc-539008 | 200 µg Ab; 10 µg BP | $354.00 | |||
ASPP1 (54.2): m-IgG1 BP-HRP Bundle | sc-541206 | 200 µg Ab; 20 µg BP | $354.00 |