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液胞型H+-ATPアーゼ(V-ATPアーゼ)は、真核生物の細胞内小器官の酸性化を担うマルチサブユニット酵素である。V-ATPアーゼは電気化学的勾配に逆らってプロトンを汲み上げ、F-ATPアーゼはそのプロセスを逆行させ、それによってATPを合成する。V-ATPアーゼは、ATP加水分解を担う末梢のV1ドメインと、プロトンのトランスロケーションを担う末梢のV0ドメインによって構成されている。9つのサブユニット(A-H)がV1ドメインを構成し、5つのサブユニット(a、d、c、c'、c")がV0ドメインを構成する。F-ATPアーゼと同様、V-ATPアーゼも回転機構によって作動している可能性が高い。SDFとも呼ばれるV-ATPアーゼのHサブユニットは、同じ遺伝子に由来する2つのポリペプチドから構成されている。この調節サブユニットは、V-ATPaseポンプにおけるATP加水分解活性とプロトン輸送の機能的結合に重要な役割を果たしている。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
V-ATPase H 抗体 (G-2) | sc-166059 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
V-ATPase H (G-2): m-IgG Fc BP-HRP Bundle | sc-540002 | 200 µg Ab; 10 µg BP | $354.00 | |||
V-ATPase H (G-2): m-IgG1 BP-HRP Bundle | sc-541838 | 200 µg Ab; 20 µg BP | $354.00 |