OPN1SW 抗体 (1B10) は、ウェスタンブロッティング (WB) によりヒト由来の OPN1SW タンパク質を検出する、マウスモノクローナル IgG2b κ軽鎖抗体です。抗 OPN1SW 抗体 (1B10) は、非結合体としてもご利用いただけます。 OPN1SW は青色感受性オプシンとしても知られ、網膜の錐体細胞における機能を通じて青色光の知覚を媒介することで、ヒトの色覚において重要な役割を果たしています。OPN1SW は主に網膜の光受容細胞に存在し、光を電気信号に変換する光伝達プロセスに不可欠な役割を果たしています。 OPN1SW は光を色に変換し、特に青色のスペクトルを区別することで、正常な色覚に不可欠な色を識別します。OPN1SWとレチナールアルデヒド発色団の相互作用により、特定の波長での光の吸収が可能になります。この局在または機能に何らかの障害が生じると、色覚異常につながる可能性があります。OPN1SWをコードする遺伝子における突然変異は、さまざまな色覚異常と関連していることが分かっており、OPN1SWが視覚の精度だけでなく、色覚障害の理解や潜在的な治療というより広範な観点においても重要であることを示しています。
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OPN1SW 参考文献:
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