ヒト癌細胞に多剤耐性を付与することが知られているABCトランスポーターの大ファミリーの2つのメンバーは、Mdr-1 P糖タンパク質と多剤耐性タンパク質MRP1である。MRP1は、Mdr様コア、N末端膜結合領域、細胞質リンカーを含む膜タンパク質で、肺、精巣、末梢血のほか、さまざまな脳細胞に発現している。MRP遺伝子ファミリーには、cMOAT(canalicular multispecific organic anion transporter)と別称されるMRP2とMRP3も含まれ、これらはいずれも肝細胞で主に発現する結合体輸出ポンプである。MRP2はアピカル膜にのみ局在し、正常肝細胞では高レベルで構成的に発現している。逆にMRP3は基底膜に局在し、有機アニオンであるS-(2,4-dinitrophenyl-)グルタチオンの基底膜側への輸送を仲介する。MRP3は通常、MRP2よりも比較的低いレベルで発現しており、MRP2によるアピカル膜を介した分泌が障害された場合にのみ増加する。MRP6タンパク質は肝臓と腎臓で高発現するが、MRP4とMRP5は様々な組織で検出されるが、発現レベルははるかに低い。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
MRP1 抗体 (QCRL-2) | sc-18836 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
MRP1 (QCRL-2): m-IgG Fc BP-HRP Bundle | sc-536597 | 200 µg Ab; 10 µg BP | $354.00 | |||
MRP1 (QCRL-2): m-IgGκ BP-HRP Bundle | sc-533751 | 200 µg Ab; 40 µg BP | $354.00 | |||
MRP1 抗体 (QCRL-2) FITC | sc-18836 FITC | 200 µg/ml | $330.00 | |||
MRP1 抗体 (QCRL-2) PE | sc-18836 PE | 200 µg/ml | $343.00 |