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真核生物遺伝子のコード領域を細菌、昆虫、哺乳動物宿主で発現させるためのプラスミドベクターは一般的に使用されている。このような発現ベクターは、一部が原核生物、一部が真核生物の特定タンパク質からなるハイブリッド融合タンパク質をコードすることが多い。このようなシステムの一つは、大腸菌mal E遺伝子の370アミノ酸産物であるマルトース結合タンパク質(MBP)を利用している。MBPドメインを利用したプラスミドベクターが構築され、アフィニティークロマトグラフィーのクロスリンクしたアミロース樹脂によってワンステップで精製できるMBP融合タンパク質を大量に合成できるようになった。アミロースに結合したMBPタンパク質は、次に凝固因子Xaによる特定の4残基部位での切断によって、標的タンパク質から分離することができる。あるいは、過剰の遊離マルトースを加えることで、インタクトな融合タンパク質を樹脂から特異的に溶出させることもできる。溶出後、MBP融合タンパク質はウェスタンブロット分析か、MBPタグに特異的な抗体を用いた免疫沈降によって可視化できる。MBP融合タグを利用した発現系にはpCG-806fxとpMalベクターがある。
Alexa Fluor® はMolecular Probes Inc., OR., USAの商標です。
LI-COR® and Odyssey® はLI-COR Biosciencesの登録商標です。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
MBP-probe 抗体 (R3.2) | sc-53366 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
MBP-probe (R3.2): m-IgG Fc BP-HRP Bundle | sc-536947 | 200 µg Ab; 10 µg BP | $354.00 | |||
MBP-probe (R3.2): m-IgGκ BP-HRP Bundle | sc-534124 | 200 µg Ab; 40 µg BP | $354.00 |