細胞周期の進行は、誤った紡錘体繊維の集合に反応して、有糸分裂紡錘体集合チェックポイントで停止する。MAD1とMAD2(有糸分裂停止欠損1および2)は有糸分裂紡錘体チェックポイントの構成要素である。正常細胞で紡錘体の組み立てが正しく行われないと、有糸分裂が停止する。MAD1は、すべての染色体がメタフェース板で正しく整列するまで、アナフェースの開始を阻止し、MAD2L1を核周辺部に固定するのに重要である。また、セプタムの位置決めにも重要な役割を果たしている。MAD1はホモ2量体を形成するが、MAD2とヘテロ2量体を形成してMAD1L1-MAD2L1の4量体コア複合体を形成することもある。MAD1は主に核に局在するが、有糸分裂期には核内分布から中心体、紡錘体ミッドゾーン、そしてミッドボディへと移動する。MAD1活性はBUB1によって誘導され、このタンパク質は有糸分裂紡錘体損傷後および/またはS期後半からM期にかけて過剰リン酸化される。MAD1をコードする遺伝子MAD1L1の欠損は、様々なタイプの癌の発生と進行に大きな役割を果たしている。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
MAD1 抗体 (D-1) | sc-166312 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
MAD1 (D-1): m-IgG Fc BP-HRP Bundle | sc-537473 | 200 µg Ab; 10 µg BP | $354.00 | |||
MAD1 (D-1): m-IgGκ BP-HRP Bundle | sc-534751 | 200 µg Ab; 40 µg BP | $354.00 | |||
MAD1 (D-1): m-IgG2b BP-HRP Bundle | sc-549878 | 200 µg Ab; 10 µg BP | $354.00 |