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インドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼ(IDO)は、必須アミノ酸L-トリプトファンからN-ホルミルキヌレニンへの分解を触媒するIFN-γ誘導性酵素である。ヒトIDOをコードする遺伝子は染色体8p12-p11にマップされる。 IDOはINDOとしても知られ、免疫学的反応の重要な調節因子であり、同種異系受精卵を同種反応性母体リンパ球から保護する。IDOは、ヒトPBLと共培養したHeLa細胞の興味深い抑制効果を媒介する。PBLのILN-2誘導性増殖反応は、HeLa細胞の存在下で減少するが、IDO阻害剤はこの効果を無効にする。フローサイトメトリー解析から、成熟したCD123陽性樹状細胞と未成熟なCD123陽性樹状細胞の両方が、IDOを用いてT細胞の活性を抑制することが示された。IDOを導入した細胞をT細胞と共培養すると、T細胞の増殖が抑制される。さらに、IDOトランスジェニックマウスでは、ドナーT細胞の導入によりドナーT細胞数が減少する。IDOの薬理学的あるいは遺伝学的操作は、望ましくないT細胞反応を抑制するのに有用であろう。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
IDO 抗体 (E-11) | sc-365517 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
IDO (E-11) 中和ペプチド | sc-365517 P | 100 µg/0.5 ml | $68.00 |