無傷の細胞内では、DNAはヒストンや他の核タンパク質と密接に結合してクロマチンを形成している。クロマチンのリモデリングは転写制御の重要な要素であり、このリモデリングの主要な原因はヌクレオソームヒストンのアセチル化によってもたらされると考えられている。ヒストンのアミノ末端尾部ドメインのリジン残基がアセチル化されると、ヌクレオソームのコンフォメーションがアロステリックに変化し、DNAによる転写因子へのアクセスが増加する。逆に、ヒストンの脱アセチル化は転写のサイレンシングと関連している。核内ヒストンアセチル化酵素としては、GCN5、PCAF(p300/CBP関連因子)、p300/CBP、HAT1、TFIIDサブユニットTAF II p250など、いくつかの哺乳類タンパク質が同定されている。ヒト腎臓から単離された哺乳類のHDAC8は、他のHDACと相同性を持つが、組織分布が異なるヒストン脱アセチル化酵素である。HDAC8は核に局在し、広範な組織の発生や癌の病因に関与している。
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注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Histone Deacetylase 8 (HDAC8) 抗体 (B-4) | sc-365620 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
Histone Deacetylase 8 (HDAC8) (B-4) 中和ペプチド | sc-365620 P | 100 µg/0.5 ml | $68.00 |