Dyrk(二重特異性チロシンリン酸化制御キナーゼ)は、ショウジョウバエのmnb(ミニブレイン)遺伝子のホモログで、神経発生に必要である。Dyrkは二重特異性チロシンキナーゼおよびセリン・スレオニンキナーゼであり、チロシンリン酸化によって自己制御されている。Dyrk1A、Dyrk1B、Dyrk1C、Dyrk2、Dyrk3、Dyrk4A、Dyrk4Bなど、いくつかの関連タンパク質が二重特異性プロテインキナーゼのDyrkファミリーを構成している。Dyrkファミリーのメンバーは、細胞の成長や発達の制御に関与していると考えられている。Dyrk1Bは筋肉と精巣において核に局在する。特に、Dyrk1Bは運動性、転写、細胞周期の進行、細胞の生存を制御することによって、筋肉の分化に重要な役割を果たしている。Dyrk1Bはまた、いくつかの固形がんにも見られ、Rac1やK-rasの下流エフェクターとして働き、細胞の生存を仲介している。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Dyrk1B 抗体 (B-9) | sc-377137 | 200 µg/ml | $316.00 |