CPTI-M 抗体 (D-8) は、ウェスタンブロッティング (WB)、免疫沈降 (IP)、免疫蛍光 (IF)、および酵素免疫測定法 (ELISA) などのアプリケーションにより、ヒトのサンプル中のカルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ I (CPTI) を検出するマウスモノクローナル IgG1 抗体です。CPTIは、長鎖脂肪酸のミトコンドリアβ酸化において重要な役割を果たしており、これらの脂肪酸を細胞質からミトコンドリアへと移動させる輸送プロセスの最初の酵素として機能しています。これはエネルギー生産に不可欠なプロセスです。このタンパク質にはCPTIAとCPTIBの2つのアイソフォームが存在し、CPTIBは主に心臓と骨格筋組織で発現しているため、運動時のエネルギー代謝におけるその重要性が強調されています。注目すべきは、CPTIはマロニル-コエンザイムAによって制御されており、その活性を阻害することで、細胞のエネルギー需要に基づく脂肪酸酸化の制御に重要な役割を果たしていることです。CPTIは反応を効果的に触媒するために適切な膜環境を必要とするため、ミトコンドリア膜の完全性はCPTIの機能にとって不可欠です。抗CPTI抗体(D-8)は、代謝障害、心機能、脂肪酸代謝の制御を研究する研究者にとって非常に有用なツールであり、ヒトの健康におけるCPTIの生理学的および病理学的役割に関する洞察を提供します。
Alexa Fluor® はMolecular Probes Inc., OR., USAの商標です。
LI-COR® and Odyssey® はLI-COR Biosciencesの登録商標です。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
CPTI-M 抗体 (D-8) | sc-515709 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
CPTI-M (D-8): m-IgG Fc BP-HRP Bundle | sc-541079 | 200 µg Ab; 10 µg BP | $354.00 | |||
CPTI-M (D-8): m-IgG1 BP-HRP Bundle | sc-542567 | 200 µg Ab; 20 µg BP | $354.00 |