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コンプレキシン-1およびコンプレキシン-2は、シナフィン-1およびシナフィン-2とも呼ばれ、約58アミノ酸からなるa-ヘリカル中間ドメインを持つ。コンプレキシン-1およびコンプレキシン-2は、それぞれ抑制性および興奮性の海馬ニューロンのシナプス前末端に発現しており、発生初期には細胞質プールに存在する。コンプレキシンは、そのα-ヘリカルドメインでシナキシンと結合することにより、SNARE(可溶性N-エチルマレイミド感受性因子付着タンパク質受容体)プレコンプレックス形成を促進する。コンプレキシンは、カルシウム依存性神経伝達物質放出の後期段階、あるいは高速同期性伝達物質放出のカルシウムトリガー段階直後、小胞融合に先立つ伝達物質放出の重要な調節因子である。コンプレキシンを欠損した神経細胞は、シナプス分泌過程のカルシウム感受性の低下により、伝達物質の放出効率の低下を示す。コンプレキシン-2は、テタニック刺激後のLTP(長期増強)のみに関与している可能性がある。常染色体優性遺伝の神経変性疾患であるハンチントン病変異を持つマウスの脳では、コンプレキシン-2の進行性喪失が起こる。神経伝達物質放出の変化は、これらのマウスに見られる運動、情動、認知機能障害に関与している可能性がある。
Alexa Fluor® はMolecular Probes Inc., OR., USAの商標です。
LI-COR® and Odyssey® はLI-COR Biosciencesの登録商標です。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Complexin-1/2 抗体 (B-9) | sc-514321 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
Complexin-1/2 (B-9): m-IgG Fc BP-HRP Bundle | sc-538623 | 200 µg Ab; 10 µg BP | $354.00 | |||
Complexin-1/2 (B-9): m-IgGκ BP-HRP Bundle | sc-536269 | 200 µg Ab; 40 µg BP | $354.00 | |||
Complexin-1/2 (B-9): m-IgG1 BP-HRP Bundle | sc-545797 | 200 µg Ab; 20 µg BP | $354.00 | |||
Complexin-1/2 (B-9) 中和ペプチド | sc-514321 P | 100 µg/0.5 ml | $68.00 |