タンパク質のセリン残基とスレオニン残基におけるリン酸化と脱リン酸化は、細胞分裂、恒常性維持、アポトーシスなど、真核生物における広範な細胞機能を制御するために不可欠な手段である。このプロセスに深く関与しているタンパク質のグループが、セリン/スレオニン(Ser/Thr)プロテインキナーゼである。CLK3(CDC様キナーゼ3)はPHCLK3としても知られ、Ser/Thrプロテインキナーゼファミリーに属する638アミノ酸の核および細胞質タンパク質である。二重特異性キナーゼとして機能するCLK3は、アルギンとセリンに富んだ(SR)スプライシング因子タンパク質のATP依存性リン酸化を触媒し、それによってそれらの機能と核内分布の両方を制御している。CLK3は、その酵素活性を介して、RNAスプライシングイベントを制御する制御タンパク質のネットワークのいくつかのメンバーの一つであると考えられている。CLK3はalternative splicingにより4つのアイソフォームが存在する。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
CLK3 抗体 (4F12) | sc-134301 | 100 µg/ml | $333.00 |