細胞周期の進行は、スタートと呼ばれるG1後期の時点で制御される。スタート期を通過するには、サイクリン依存性タンパク質キナーゼCdc28の活性が必要である。G1からS期への移行には、Cdc28とG1サイクリンファミリーのメンバーとの結合が必要である。有糸分裂から脱し、次の細胞周期を開始するには、アナフェース促進複合体(APC)と呼ばれるタンパク質の複合体が必要である。この複合体は2つのタンパク質、Cdc16とCdc27(Snb1とも呼ばれる)から成り、DNA複製を細胞周期ごとに1回に制限することに関与する。APCのもう一つの構成要素であるCdc23は、アナフェースに入るときとアナフェースから出るときの両方に必要であり、姉妹染色分体の適切な分離に重要である。APCはCdc26(SCD26としても知られる)によって安定化されると考えられている。これらのAPCタンパク質に加えて、Cdc5も有糸分裂の完了に必要である。対照的に、Cdc20はDNA損傷誘導チェックポイントとして働き、DNA損傷が生じた場合には有糸分裂を阻止する。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Cdc26 抗体 (B-6) | sc-377338 | 200 µg/ml | $316.00 |