Date published: 2025-9-13

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CREB-1 アクチベーター

一般的なCREB-1活性化物質としては、フォルスコリンCAS 66575-29-9、イソプロテレノール塩酸塩CAS 51-30-9、PMA CAS 16561-29-8、レスベラトロールCAS 501-36-0、クルクミンCAS 458-37-7などが挙げられるが、これらに限定されない。

CREB-1(cAMP応答エレメント結合タンパク質1)は細胞内転写因子である。主に、PKA(プロテインキナーゼA)、PKC(プロテインキナーゼC)、MAPK(ミトジェン活性化プロテインキナーゼ)などの様々なキナーゼによるセリン残基のリン酸化によって活性化される。CREB-1活性化剤として知られている化学物質のクラスは、直接的または間接的に、活性化のこのメカニズムに関与する。例えば、フォルスコリンとイソプロテレノールはアデニル酸シクラーゼの強力な活性化剤であり、細胞内のcAMPレベルを上昇させる。上昇したcAMPはPKAを活性化し、PKAはCREB-1を直接リン酸化する。レスベラトロールとクルクミンは異なる経路で作用する。レスベラトロールはサーチュイン経路で、クルクミンはERK経路で、どちらもCREB-1のリン酸化に至る。PMAはPKCを活性化することで別の経路をとり、それがMAPKの活性化とそれに続くCREB-1のリン酸化につながる。

カフェイン、ロリプラム、IBMXのような他の化学物質は、ホスホジエステラーゼを阻害することによって作用し、その結果、cAMPレベルが上昇し、PKAを介してCREB-1が活性化される。エピネフリンとノルエピネフリンはβアドレナリン受容体に作用し、これもcAMPレベルの上昇とCREB-1の活性化をもたらす。ゲニステインはチロシンキナーゼを阻害し、cAMPレベルを上昇させ、PKAを活性化し、その後CREB-1をリン酸化する。アニソマイシンは、CREB-1をリン酸化するJNK経路を活性化するという点でユニークである。したがって、CREB-1活性化因子は、化学構造だけでなく、CREB-1活性化に至るメカニズムも多様であり、それぞれが異なる細胞経路を調節して、CREB-1の活性化という同じエンドポイントを達成している。

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