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ホエー酸性タンパク質(WAP)は、ホルモン制御を受ける酸性でシステインに富むタンパク質であり、げっ歯類の乳汁に含まれる主要なホエータンパク質である。WAP遺伝子は4つのエクソンと3つのイントロンから構成されている。中央の2つのエクソンは、2つのシステインリッチ領域をコードし、別々のタンパク質ドメインを形成している。WAPはまた、N末端に19アミノ酸からなるシグナルペプチドを持つ。WAP遺伝子は乳腺上皮細胞で発現し、妊娠中に数千倍誘導され、乳汁分泌ホルモンの制御下にある。WAP遺伝子の誘導はグルココルチコイド、PRL、インスリンによって引き起こされる。WAP mRNAの発現は発情期に大きく依存し、検出は発情中期に限られる。低レベルのWAP RNAは、舌、膵臓、下垂体など乳腺以外の組織で見られるが、心臓や脳など他の組織では見られない。乳汁中のWAP分泌は泌乳期を通じて起こり、マウス、ラット、ウサギ、ラクダ、ブタなど多くの種に限られている。基底膜型マトリックス上で培養したマウス乳腺上皮細胞は、高レベルのWAP mRNAを発現し、内腔にタンパク質を分泌する。この発現は肺胞様球の形成に依存している。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
WAP 抗体 (A-9) | sc-398341 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
WAP (A-9) 中和ペプチド | sc-398341 P | 100 µg/0.5 ml | $68.00 |