クイックリンク
液胞型H+-ATPアーゼ(V-ATPアーゼ)は、真核生物の細胞内小器官の酸性化を担うマルチサブユニット酵素である。V-ATPアーゼは電気化学的勾配に逆らってプロトンを汲み上げ、F-ATPアーゼはそのプロセスを逆行させ、それによってATPを合成する。ATP加水分解を担う末梢のV1ドメインと、プロトンの移動を担う末梢のV0ドメインがV-ATPase複合体を構成している。9つのサブユニット(A-H)がV1ドメインを構成し、5つのサブユニット(A、D、C、C'、C")がV0ドメインを構成する。V-ATPアーゼD1(ATPase, H+ transporting, lysosomal, V0 subunit D1)は、ATP6V0D1、P39、VATX、VMA6、ATP6DまたはVPATPDとしても知られ、V0ドメインのDサブユニットである。ユビキタスに発現するV-ATPase D1は、他のV0サブユニットと協調して、様々な細胞内コンパートメントを触媒的に酸性化し、液胞輸送に使われるATPを合成する。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
V-ATPase D1 抗体 (34-Z) | sc-81887 | 100 µg/ml | $333.00 |