ユビキチンは、すべての真核細胞に存在する、豊富で高度に保存されたタンパク質であり、遊離もしくは共有結合で細胞タンパク質に結合している。哺乳動物系におけるユビキチンの主な機能は、プロテオソーム分解をターゲットとすることで、異常なタンパク質、外来タンパク質、不適切に折り畳まれたタンパク質を除去することである。UBE2D1(ユビキチン結合酵素E2D1またはUBC5A)、UBE2D2(ユビキチン結合酵素E2D2またはUBC5B)およびUBE2D3(ユビキチン結合酵素E2D3またはUBC5C)を含むUBE2Dタンパク質、は、リン酸化およびSCFB-TRCP依存的にIκBαのユビキチン化を触媒するE2ユビキチン結合酵素である。具体的には、まずE1がユビキチン残基をE2構成要素(UBE2Dタンパク質)に転移し、UBE2Dタンパク質は次にE3ユビキチン・プロテイン・リガーゼと会合し、その残基を直ちに分解の対象となるタンパク質に転移する。このようにして、ユビキチンはIκBαをプロテアソームによる分解の標的とし、NFκBに対するIκBαの抑制効果を解除し、NFκBが核内に入ることを可能にする。
Alexa Fluor® はMolecular Probes Inc., OR., USAの商標です。
LI-COR® and Odyssey® はLI-COR Biosciencesの登録商標です。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
UBE2D 抗体 (F-6) | sc-166277 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
UBE2D (F-6): m-IgGκ BP-HRP Bundle | sc-521553 | 200 µg Ab, 40 µg BP | $354.00 | |||
UBE2D (F-6) 中和ペプチド | sc-166277 P | 100 µg/0.5 ml | $68.00 |