テトラトリコペプチド反復(TPR)モチーフは、多くのタンパク質に見られる34アミノ酸の縮退配列であり、様々な経路においてタンパク質間相互作用を仲介する働きをする。配列レベルでは、最大16個のタンデムTPRリピートが存在し、それぞれのTPRリピートは、リガンド結合特異性を達成するために他のTPRリピートにスタックするヘリックス・ターン・ヘリックス形状を持つ。TTC4(tetratricopeptide repeat domain 4)は、3つのTPRリピートを含む387アミノ酸のユビキタスに発現する核小胞タンパク質である。TTC4は細胞質に局在するが、MSL-1と対になると、細胞周期のG1期とS期に核に移行する。TTC4はHSP90、HSP70、複製タンパク質Cdc6と相互作用し、悪性黒色腫の進行に関係している可能性がある。TTC4をコードする遺伝子はヒト1番染色体上にあり、この染色体は約2億6000万塩基対に及び、ヒトゲノムのほぼ8%を占める。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
TTC4 抗体 (TR-L6) | sc-135591 | 100 µg/ml | $333.00 |