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T細胞は、B細胞やNK細胞とともに、リンパ球として知られる白血球のグループに属する。T細胞は細胞媒介性免疫において中心的な役割を果たしており、細胞表面にある特殊な受容体であるT細胞受容体(TCR)によって区別される。T細胞は骨髄で生まれ、胸腺で成熟し、血液に乗って扁桃腺、脾臓、リンパ節などのリンパ組織に移動する。CD2、CD3、CD5、CD7はほとんどの正常成熟T細胞に存在するため、汎T細胞マーカーである。汎T細胞マーカーのうち、CD2とCD3はT細胞に最も特異的である。CD5はT細胞と強く関連しているが、正常Bリンパ球のごく一部やB-慢性リンパ性白血病にも発現している。CD7は特に白血病において、初期の骨髄系細胞に存在することがある。急性伝染性単核球症では、汎T細胞マーカー、すなわちCD7のダウンレギュレーションがみられ、T細胞皮膚リンパ腫であるSezary症候群では、T細胞はCD4を発現するが、通常はCD7を発現しない。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
T Cell Marker 抗体 (15-16A1) | sc-59371 | 100 µg/ml | $316.00 |