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プレmRNAスプライシングエンハンサーエレメントは、近傍のイントロンの弱いスプライス部位を活性化することができる短いRNA配列であり、正確なスプライス部位の認識と代替スプライシングの制御に必要である。スプライシングエンハンサーエレメントは、SC35、9G8、SRp20、SF2/ASFなどのセリン/アルギニン(SR)リッチスプライシング因子の特異的結合部位を含んでいる。SR因子ファミリーはすべて、1つ以上のRNA認識モチーフ(RRM)とアルギニン/セリン(RS)リッチドメインを含んでいる。これらは構成的スプライシングに必須であるだけでなく、代替スプライス部位の選択に影響を与えることにより、濃度依存的にスプライシングを制御する。SC35やSRp40を含むSRタンパク質の大部分は核に限局しているが、SF2/ASF、SRp20、9G8は核と細胞質間を絶えずシャトルされ、mRNAの輸送に寄与している。制御されたスプライシングにおけるSRタンパク質の活性は、hnRNP A/Bタンパク質ファミリーのメンバーによって拮抗され、スプライシング部位の選択に劇的な変化を引き起こす。さらなるSR関連タンパク質であるp32は、SR因子と強固に会合し、ASF/SF2とRNAの安定な相互作用を阻害することにより、スプライシングエンハンサーおよびスプライシングリプレッサータンパク質として機能するASF/SF2を優先的に阻害する。
Alexa Fluor® はMolecular Probes Inc., OR., USAの商標です。
LI-COR® and Odyssey® はLI-COR Biosciencesの登録商標です。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
SRp20 抗体 (3G271) | sc-73059 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
SRp20 (3G271): m-IgGκ BP-HRP Bundle | sc-521100 | 200 µg Ab, 40 µg BP | $354.00 |