異種核リボヌクレオタンパク質(hnRNP)は、プレmRNAのプロセシングと輸送に寄与する一連のポリペプチドを構成する。hnRNPはまた、RNAポリメラーゼIIによって産生される転写産物である異種核RNA(hnRNA)とも結合する。SAF-B (scaffold attachment factor B)は核マトリックス関連タンパク質であり、DNA上のマトリックスまたは足場関連領域(MARまたはSAR)に結合し、RNAポリメラーゼIIおよびセリン/アルギニンに富んだRNAプロセシング因子(SRタンパク質)と相互作用する。SAF-Bは、HAP (hnRNP A1 associated protein)およびHET (HSP 27-ERE-TATA-binding protein)とも呼ばれ、核内に斑点状に分布し、熱ショックなどのストレス因子に応答して、ペリクロマチン顆粒と呼ばれる少数の大きな核顆粒に動員されることが証明されているhnRNPタンパク質である。SAF-Bはエストロゲン受容体(ER)にも結合し、いくつかの乳癌細胞株で様々なレベルで発現している。その後、SAF-Bは細胞の増殖と分裂を媒介することによって乳癌に関与している可能性がある。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
SAF-B 抗体 (4D6) | sc-135618 | 100 µg/ml | $333.00 |