RAMP1 抗体 (3B9) は、ウェスタンブロッティング (WB)、免疫沈降 (IP)、および酵素免疫測定法 (ELISA) により、ヒト由来の RAMP1 タンパク質を検出するマウスモノクローナル IgG2b κ軽鎖抗体です。抗 RAMP1 抗体 (3B9) は、非結合体フォーマットでもご利用いただけます。受容体活性化タンパク質(RAMPs)は、血管拡張や痛みの調節など、さまざまな生理学的プロセスに不可欠なカルシトニン受容体様受容体(CRLR)の機能を調節する上で重要な役割を果たしています。RAMP1はCRLRと特異的に結合し、片頭痛の病態生理に関与する強力な血管拡張物質であるカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)の受容体を形成します。RAMP1とCRLRの相互作用は、CGRPに対する受容体の親和性を高めるだけでなく、血管緊張や神経興奮性を調節する下流のシグナル伝達経路にも影響を与えます。CGRPシグナル伝達の不調がいくつかの心血管系および神経疾患に関与していることが示唆されているため、RAMP1の機能を理解することは極めて重要です。RAMP1は主に子宮、脳、および消化管に発現しており、これらの組織におけるその重要性を示しています。RAMP1の構造的特性、すなわち、細胞外に1つのN末端、細胞質に1つのC末端を持つタイプI受容体の構造は、その機能特異性とCRLRとの相互作用に寄与しており、RAMP1をCGRPシグナル伝達に関連する疾患の治療介入の重要な標的としています。
Alexa Fluor® はMolecular Probes Inc., OR., USAの商標です。
LI-COR® and Odyssey® はLI-COR Biosciencesの登録商標です。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
RAMP1 抗体 (3B9) | sc-293438 | 100 µg/ml | $316.00 |