RAD21は主要なコヒーシン・サブユニットの一つで、アナフェース期まで姉妹染色分体を繋ぎとめている。アナフェース期では、カスパーゼ様酵素であるセパラーゼによってタンパク質分解的に切断され、染色体が分離する。RAD21はREC8と相互作用してコヒーシン複合体を形成し、姉妹染色分体の整列に機能している。RAD21はDNAの二本鎖切断の修復にも関与し、有糸分裂の成長に必須である。RAD21はアポトーシスの直前に様々な刺激によって誘導されるC末端の切断を受ける。切断産物は細胞質に移動し、アポトーシス経路の初期イベントに関与し、ポジティブフィードバック的に細胞死シグナルを増幅する。RAD21遺伝子はがん細胞の浸潤と転移に関係しており、RAD21はDNA損傷の誘導を介して作用する化学療法剤の抗腫瘍活性を増強する可能性のあるがん治療薬の潜在的標的である。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Rad21 抗体 (H-12) | sc-166973 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
Rad21 (H-12): m-IgG Fc BP-HRP Bundle | sc-537554 | 200 µg Ab; 10 µg BP | $354.00 | |||
Rad21 (H-12): m-IgGκ BP-HRP Bundle | sc-534852 | 200 µg Ab; 40 µg BP | $354.00 |