PBR 抗体 (3D8-B2) は、ウェスタンブロッティング (WB)、免疫沈降 (IP)、および酵素免疫測定法 (ELISA) により、ヒト由来の PBR タンパク質を検出するマウスモノクローナル IgG1 κ軽鎖抗体です。抗 PBR 抗体 (3D8-B2) は、非結合体としてもご利用いただけます。末梢型ベンゾジアゼピン受容体(PBR)は、コレステロールのミトコンドリアへの輸送を促進し、ステロイドホルモンの合成に不可欠な役割を果たしています。 PBRは、イソキノリン結合部位、電位依存性アニオンチャネル、アデニル酸ヌクレオチドキャリアーを含む3つの異なるサブユニットで構成されており、機能に不可欠な複雑な構造を特徴としています。PBRは、細菌からヒトに至るまで進化の過程で種を超えて保存されており、主に末梢組織で発現し、脳内では限定的に存在し、主にグリア細胞に局在しています。注目すべきことに、PBRの発現はペルオキシソーム増殖因子ペルフルオロデカン酸(PFDA)によって阻害され、PBR mRNAの安定性に影響を与え、その結果コレステロール輸送とステロイド合成が阻害されます。PBRは、調節機能に関連する細胞質タンパク質PRAX-1と相互作用します。ジアゼパム結合阻害ポリペプチドはPBRの内在性リガンドとして機能する一方、Ro 5-4864やPK 11185などの他の化合物もこの受容体に結合し、コレステロール輸送とホルモン調節の重要性が強調されています。
Alexa Fluor® はMolecular Probes Inc., OR., USAの商標です。
LI-COR® and Odyssey® はLI-COR Biosciencesの登録商標です。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
PBR 抗体 (3D8-B2) | sc-293216 | 100 µg/ml | $316.00 |