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上皮成長因子は、EGFR(EGFレセプター)と呼ばれる細胞表面の糖タンパク質との相互作用を通して、細胞成長に対する作用を媒介する。EGFまたはTGFαがEGFRに結合すると、EGFRに内在するチロシン特異的プロテインキナーゼ活性が活性化される。EGFR上のカルボキシ末端チロシン残基であるTyr 1092とTyr 1173(ラットではTyr 1196)は、EGF結合の結果として起こる自己リン酸化の主要部位である。活性化されると、EGFRはヒトとマウスではTyr 1092とTyr 1110、ラットではTyr 1109との直接的な相互作用を通して、またRasシグナル伝達経路ではTyr 1173との間接的な相互作用を通して、GRB2のリン酸化チロシン結合(PTB)ドメインの結合を仲介する。EGFRのTyr 1173はキナーゼ基質としても機能する。Tyr992、Tyr1092、Tyr1110のリン酸化はEGFRのC末端尾部の構造変化に必要である。Tyr 1092、Tyr 1173、Tyr 1110はそれぞれTyr 1068、Tyr 1197、Tyr 1086とも呼ばれている。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
p-EGFR 抗体 (1H9) | sc-57543 | 50 µg/0.5 ml | $316.00 |