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関連項目
ニューカッスル病ウイルス(NDV)はネガティブセンスの一本鎖RNAウイルスであり、ニューカッスル病は多くの家禽種および野生鳥類に感染する人獣共通感染症である。感染は感染した鳥の糞便や排泄物に触れることで起こり、複製は宿主細胞の細胞質で行われる。NDV HN(ヘマグルチニン・ノイラミニダーゼ)は、NDVゲノムがコードする8つのタンパク質のうちの1つである。NDV HNはグリコシル化されており、外部エンベロープの構成要素として機能し、NDVと宿主細胞との結合を担っている。より具体的には、NDV HNは標的細胞のシアル酸含有レセプターに結合し、宿主細胞のTRAIL、デスレセプター(DR)、IFN-αの発現を上昇させる。一旦結合すると、ウイルス膜と細胞表面膜はNDV Fタンパク質によって制御される過程を経て融合する。NDVのHNタンパク質とNDVのFタンパク質はともに隣接する細胞への感染を促進するため、NDVのウイルス感染性と病原性に関与している。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
NDV HN 抗体 (11F12) | sc-52112 | 100 µg/ml | $316.00 |