T細胞の増殖とリンパカイン産生は、抗原によるTCRの占拠と、それに続く抗原提示細胞上に発現するリガンドによるコスティミュレイトリーシグナルによって引き起こされる。B7関連の細胞表面タンパク質CD80(B7-1)とCD86(B7-2)は抗原提示細胞に発現している。CD80とCD86は相同なT細胞レセプターCD28とCTLA-4(細胞傷害性Tリンパ球関連タンパク質-4)に結合し、T細胞を最適に活性化するためのコスティミュレイトリーシグナルを引き起こす。CTLA-4はCD28と全体の31%のアミノ酸を共有しており、CD28とCTLA-4は機能的に冗長であると提唱されている。ICOS(誘導性共刺激因子)はCD28とCTLA-4に関連しており、これら3つのタンパク質は受容体ファミリーを構成していると考えられている。ICOS刺激はT細胞応答を増強し、IL-10の合成を誘導するが、IL-2のアップレギュレーションは誘導しない。
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ICOS抗体(27A12) 参考文献:
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- ユビキチンリガーゼPeli1はICOSを阻害し, それによってTfh媒介免疫を阻害する。 | Huang, X., et al. 2021. Cell Mol Immunol. 18: 969-978. PMID: 33707688
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- 腫瘍浸潤肥満細胞は、IL-33とIL-2軸を介してICOS+制御性T細胞を刺激し、胃癌の進行を促進する。 | Lv, Y., et al. 2024. J Adv Res. 57: 149-162. PMID: 37086778