異種核リボヌクレオタンパク質(hnRNP)は、mRNAの転写とプレmRNAプロセシング、成熟mRNAの細胞質への輸送と翻訳に寄与するポリペプチドの集合を構成する。また、RNAポリメラーゼIIによって産生される転写産物である異種核内RNA(hnRNA)とも結合する。約20種類のhnRNPタンパク質が知られており、それらの複合体はスプライソソームの主要な構成要素である。hnRNPタンパク質の大部分は核に局在しているが、核と細胞質を行き来するものもある。hnRNPのA/Bサブファミリーには、A1、A2/B1、A3、A0が含まれ、Xenopusでは、hnRNP A1、A2、A3は成体組織だけでなく発生過程においても普遍的に発現している。hnRNP A1とA2/B1は、様々なスプライシング因子の会合に直接拮抗し、プレmRNA上のスプライス部位の選択に影響を与えることによって、プレmRNAのプロセシングを制御している。hnRNP A0遺伝子は他のA/Bファミリーメンバーとは異なり、mRNAの安定性に関与する低存在タンパク質をコードしている。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
hnRNP A2/B1 抗体 (B-8) | sc-393726 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
hnRNP A2/B1 (B-8): m-IgGκ BP-HRP Bundle | sc-535875 | 200 µg Ab; 40 µg BP | $354.00 | |||
hnRNP A2/B1 (B-8): m-IgG3 BP-HRP Bundle | sc-550314 | 200 µg Ab; 40 µg BP | $354.00 | |||
hnRNP A2/B1 (B-8) 中和ペプチド | sc-393726 P | 100 µg/0.5 ml | $68.00 |