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ハンタウイルスはブニヤウイルス科に属するウイルスで、小(S)、中(M)、大(L)と名付けられた3つの一本鎖RNAセグメントからなる、ネガティブセンスの一本鎖RNAゲノムを持つ。これらの遺伝子は、ヌクレオカプシドタンパク質、共翻訳で切断されエンベロープ糖タンパク質G1およびG2を生成するポリタンパク質、およびウイルス転写酵素/複製酵素として機能するLタンパク質をコードする。ハンタウイルス遺伝子の転写は、Lタンパク質が3種のヌクレオカプシド(NC)と結合することにより開始される。G1およびG2糖タンパク質はヘテロオリゴマーを形成し、小胞体からゴルジ体に運ばれ、そこでグリコシル化が完了する。ハンタウイルスのビリオンはゴルジ体の膜に埋め込まれた糖タンパク質とNCが会合することにより形成される可能性が高い。ハンタウイルスは、ハンタウイルス(心)肺症候群(HPSまたはHCPS)と同様に、腎症候群を伴う出血熱(HFRS)を引き起こす。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Hantavirus NC 抗体 (HN-1) | sc-65928 | 100 µg/ml | $316.00 |