脳内に存在するグルタミン酸脱炭酸酵素(GAD)には2つの型がある:GAD-65(GAD2としても知られる)とGAD-67(GAD1、GADまたはSCPとしても知られる)である。GAD-65とGAD-67は、Ⅱ群脱炭酸酵素ファミリーのタンパク質であり、L-グルタミン酸からGABA(g-アミノ酪酸)を生成する際の律速段階を触媒する役割を担っている。どちらのGADも脳内に存在するが、GAD-65は神経終末のシナプス小胞膜に局在するのに対し、GAD-67は細胞全体に分布している。GAD-67はGABA合成の基礎レベルを担っている。神経伝達においてGABAの需要が高まった場合、GAD-65は一過性に活性化し、GABA産生を補助する。GAD-65の欠損は有害であり、GABA神経伝達を障害するが、GAD-67の欠損は致死的である。選択的スプライシングにより、GAD-67には2つのアイソフォームが存在し、優勢なGAD-67型とマイナーなGAD-25型である。GAD-25は脳には発現していないが、様々な内分泌組織に存在する。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
GAD-67 抗体 (A-4) | sc-390383 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
GAD-67 (A-4): m-IgG3 BP-HRP Bundle | sc-550478 | 200 µg Ab; 40 µg BP | $354.00 | |||
GAD-67 (A-4) 中和ペプチド | sc-390383 P | 100 µg/0.5 ml | $68.00 |