ε15ホモロジードメイン(EHD)含有タンパク質は、エンドソームリサイクルコンパートメントからの受容体や他の膜タンパク質の排出に機能している。EHD2 (EH-domain containing 2)は、PAST2としても知られ、1つのEF-ハンドドメインと1つのEHドメインを含む543アミノ酸のタンパク質である。心臓で高発現、肺、胎盤、骨格筋では低発現で、EHD2はグルコーストランスポーターGlut4やエンドサイトーシス関連タンパク質EHBP1など様々なタンパク質と相互作用する。EHD2がインスリンによって誘導されたGlut4と会合すると、Glut4を細胞膜にリクルートすることができ、それによってGlut4がグルコースと結合して血糖値を調節できるようになる。さらに、EHD2はEHBP1と相互作用し、EHBP1関連エンドサイトーシスイベントとアクチン細胞骨格ダイナミクスを結びつけていると考えられている。これら2つのタンパク質との相互作用を通して、EHD2は血糖値の維持とアクチン関連エンドサイトーシスの仲介の両方に関与している。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
EHD2 抗体 (L-05) | sc-100724 | 100 µg/ml | $333.00 |