BAIAP2L1 (Brain-specific angiogenesis inhibitor 1-associated protein 2-like 1)は、IRTKS (insulin receptor tyrosine kinase substrate)としても知られ、広く発現している511アミノ酸のタンパク質で、肝臓、精巣、膀胱、肺、心臓で主に発現している。IMD(IRSp53/MTSS1相同性)ドメイン1個、SH3ドメイン1個、WH2ドメインに似たC末端領域を持つ。IRSp53やMTSS1など、IMDドメインを含む他のタンパク質は、アクチンフィラメントの束縛やフィロポディア様突起の誘導に関与することが知られている。BAIAP2L1はIRSp53と近縁であるが、IRSp53によるフィロポディア様突起とは異なり、BAIAP2L1を発現させると、細胞の周辺に短いアクチンクラスターができる。IRSp53と同様に、BAIAP2L1はインスリン受容体(インスリンR)の基質であり、インスリンで刺激されるとチロシンリン酸化を受ける。さらに、BAIAP2L1はN末端のIMDドメインを介してRacと結合することができる。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
BAIAP2L1 抗体 (A-14) | sc-100680 | 100 µg/ml | $333.00 |