ANAPC2 抗体(8G2)は、ウェスタンブロッティング(WB)、免疫沈降(IP)、および酵素免疫測定法(ELISA)により、ヒト由来のANAPC2タンパク質を検出するマウスモノクローナルIgG1κ軽鎖抗体です。ANAPC2 抗体(8G2)は非標識フォーマットでご利用いただけます。ANAPC2 は、細胞周期の適切な進行に不可欠な後期促進複合体(APC)において重要な役割を果たしています。10以上のサブユニットから構成されるこの複合体は、有糸分裂のメタフェーズからアナフェーズへの移行時に姉妹染色分体の分離を促進します。APC は、細胞分裂の進行のために分解されなければならない有糸分裂サイクリンやその他の制御タンパク質をユビキチン化することで、この作用を実現します。APCの活性化は、Cdc2/サイクリンBやpolo-like kinase (Plk)などのタンパク質キナーゼによるリン酸化、およびp55 CDC、E-カドヘリン、MAD2などの制御タンパク質との相互作用など、さまざまな因子によって厳密に制御されています。 注目すべきは、p55 CDCとE-カドヘリンはAPCのサイクリン-ユビキチン化活性を高める一方で、MAD2は3者複合体を形成することで活性化を阻害することです。ANAPC2はAPC2としても知られ、Ubc4またはUbcH10、APC11とヘテロ二量体複合体を形成し、ヒトsecurinやcyclin B1などの主要タンパク質のユビキチン化を担っています。ANAPC2のC末端のカリン相同ドメインはAPC11とUBE2Cの両方に結合し、細胞周期の制御におけるANAPC2の不可欠な役割をさらに強調しています。
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注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
ANAPC2 抗体 (8G2) | sc-517022 | 100 µg/ml | $316.00 |