AMPK(5'-AMP活性化プロテインキナーゼ)は、触媒αサブユニットと制御βおよびγサブユニットからなるヘテロ三量体複合体である。AMPKは、ATPを消費する生体内合成経路のスイッチを切ることにより、ATP枯渇を引き起こすストレスから細胞を保護する。AMPKは、アロステリック制御、AMPKキナーゼとして知られる上流のプロテインキナーゼによるリン酸化の促進、脱リン酸化の阻害を含むメカニズムにより、高AMPおよび低ATPによって活性化される。活性化されたAMPKは、生体内でヒドロキシ-メチルグルタリル-CoAレダクターゼとアセチル-CoAカルボキシラーゼをリン酸化し、それぞれステロール合成と脂肪酸合成の重要な調節酵素であるヒドロキシ-メチルグルタリル-CoAレダクターゼとアセチル-CoAカルボキシラーゼを調節することができる。ヒトAMPKα1およびAMPKα2遺伝子は、それぞれ548アミノ酸および552アミノ酸のタンパク質をコードしている。ヒトAMPKβ1は271アミノ酸タンパク質をコードし、ヒトAMPKβ2は272アミノ酸タンパク質をコードする。ヒトAMPKγ1遺伝子は331アミノ酸タンパク質をコードする。ヒトAMPKγ2およびAMPKγ3は、それぞれ569および492アミノ酸タンパク質であり、ユニークなN末端ドメインを含み、AMPK複合体内でAMPの結合に直接関与している可能性がある。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
AMPK alpha 1 抗体 (71.54) | sc-130394 | 100 µg/ml | $333.00 |