アセチル-CoAカルボキシラーゼ(ACC)は複雑な多機能酵素系で、脂肪酸合成の律速段階であるアセチル-CoAからマロニル-CoAへのカルボキシル化を触媒する。運動により、ヒトの筋肉ではアセチル-CoAカルボキシラーゼの活性が低下する。ACCα(ACC1)は長鎖脂肪酸の生合成における律速酵素であり、ACCβ(ACC2)はミトコンドリアの脂肪酸酸化を制御していると考えられている。ACCのこれら2つのアイソフォームは、細胞内の脂肪酸の量を制御している。ACCβは、ミトコンドリアによる脂肪酸の取り込みと酸化の律速段階であるカルニチン-パルミトイル-CoA転移酵素Iを阻害するマロニル-CoAの能力によって、脂肪酸の酸化を制御していると考えられている。ACCβをコードする遺伝子はヒトの12番染色体にあり、心臓と骨格筋に発現するミトコンドリア性タンパク質をコードしている。ACCβの触媒コアは、N末端に約150アミノ酸のペプチドが付加されている以外は、ACCαと相同である。
Alexa Fluor® はMolecular Probes Inc., OR., USAの商標です。
LI-COR® and Odyssey® はLI-COR Biosciencesの登録商標です。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
ACCβ 抗体 (A-10) | sc-390522 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
ACCβ (A-10): m-IgG Fc BP-HRP Bundle | sc-540808 | 200 µg Ab; 10 µg BP | $354.00 | |||
ACCβ (A-10) 中和ペプチド | sc-390522 P | 100 µg/0.5 ml | $68.00 |