クイックリンク
N, N'‐ジダンシル‐L‐シスチンは,様々な研究分野,特に蛋白質折り畳みおよび立体配座解析の研究で使用される化合物である。シスチン残基に結合した2つのダンシル基をもつこの分子は,ダンシル基が励起時に発光する能力により蛍光プローブとして働く。研究者らは、N, N'-ジダンシル-L-シスチンを利用して、タンパク質中のチオール基の存在とアクセシビリティを調査し、タンパク質の三次および四次構造に関する洞察を提供する。この化合物の性質は,生物系における酸化還元調節を理解するのに重要なチオール‐ジスルフィド交換反応の速度論の研究にも有用である。さらに, N, N'‐ジダンシル‐L‐シスチンは,複雑な混合物中のチオール含有化合物を検出し定量するための高速液体クロマトグラフィー (HPLC) 法の開発に用いられる。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
N,N′-Didansyl-L-cystine, 100 mg | sc-215508 | 100 mg | $204.00 | |||
N,N′-Didansyl-L-cystine, 500 mg | sc-215508A | 500 mg | $775.00 |