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バルプロ酸は脂肪酸の一種で、抗けいれん薬や気分安定薬として、主にてんかんや双極性障害の治療に用いられるが、片頭痛や統合失調症の治療にも用いられる。バルプロ酸は神経伝達物質であるGABAの抑制性神経伝達機能に悪影響を及ぼし、またヒストン脱アセチル化酵素1(HDAC1)という酵素の阻害剤でもあることから、この薬剤が神経保護的なHIV治療に関与していることが示唆されている。バルプロ酸は、脳内のγ-アミノ酪酸レベルを増加させるか、電位依存性ナトリウムチャネルの特性を変化させることによって機能する可能性がある。バルプロ酸の一般的な副作用には、消化不良や体重増加がある。バルプロ酸の分子量は144.211g/molで、半減期は9~16時間である。経口薬で、主に肝臓で代謝され、グルクロン酸抱合体になる。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Valproic Acid 抗体 (802) | sc-58067 | 100 µg/ml | $316.00 |