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トリプシンは223アミノ酸残基からなる一本鎖のセリンプロテアーゼポリペプチドである。トリプシンの活性部位アミノ酸残基はHIs46とSer183である。この酵素は主にアルギニンとリジンのカルボキシル側でペプチド鎖を切断するが、どちらかにプロリンが続く場合は例外である。この性質により、トリプシンはプロテオミクスやタンパク質の配列決定において重宝され、タンパク質を分析しやすい大きさに消化するのに使われる。得られたペプチドを質量分析計やその他の分析技術で分析することで、タンパク質の構造を決定し、翻訳後修飾を同定し、複雑なタンパク質のネットワークや機能を解明することができる。細胞生物学では、トリプシンは、そのタンパク質分解活性が細胞同士や、細胞が接着している基質から細胞を分離するのに役立つため、細胞培養の手順中に培養皿から接着細胞を分離するのに一般的に使用される。これは細胞を継代したり、分析のために単細胞懸濁液を調製したり、さらなる実験のために細胞を採取したりするのに不可欠である。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Trypsin, 50 g | sc-391055B | 50 g | $337.00 | |||
Trypsin, 100 g | sc-391055 | 100 g | $418.00 |