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100倍濃度のトリス-EDTA(TE)緩衝液は、分子生物学研究において核酸を含む様々な用途に広く使用される基本試薬である。TE緩衝液は2つの主成分からなる:トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(Tris)とエチレンジアミン四酢酸(EDTA)である。トリスは緩衝剤として機能し、生化学反応のための安定したpH環境を維持する。一般的にTEバッファーでは1Mの濃度で使用され、ほとんどの核酸関連実験に適した中性に近いpH、通常8.0前後を提供する。EDTAはキレート剤として機能し、マグネシウム(Mg^2+)のような二価の金属イオンを結合する。金属イオンを封鎖することで、EDTAは核酸の酵素分解を防ぎ、保存中や操作中の完全性を維持するのに役立つ。TE緩衝液は、DNAやRNAの抽出、保存、操作など、分子生物学の幅広い技術に利用されている。特に、核酸の安定性と完全性を維持する能力で好まれ、DNAやRNAサンプルの長期保存に適している。さらに、TE緩衝液は、分光光度測定やqPCR(定量ポリメラーゼ連鎖反応)などの核酸定量アッセイで一般的に使用されており、核酸の正確な定量は実験の再現性に不可欠である。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Tris-EDTA buffer solution, 100X, 100 ml | sc-296654 | 100 ml | $15.00 | |||
Tris-EDTA buffer solution, 100X, 1 L | sc-296654A | 1 L | $125.00 |