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テトラブチルアンモニウムアセテート(TBAc)は,有機合成および種々の科学研究用途で広く使用される汎用性のある第四アンモニウム塩である。無色、無臭、吸湿性の固体で、有機溶剤にも水にも溶ける。その幅広い用途には、触媒、キレート剤、および多様な化合物を合成するための試薬としての役割が含まれる。TBAcは生化学、薬理学、医薬化学などの分野で応用されている。科学研究において,TBAcは化合物合成のための触媒,キレート剤および試薬として重要な役割を果たす。その用途は、ポリマー、染料、医薬品などの有機化合物の合成に及ぶ。ペプチドやタンパク質合成、糖誘導体合成の触媒として用いられている。さらに,TBAcは抗真菌剤,抗生物質および抗癌剤を含む様々な薬剤の製造において有用であることが証明されている。TBAcは第四級アンモニウム塩としてLewis酸として作用し,異なる基質をもつLewis付加物を容易に形成する。それは他の分子と水素結合を形成する能力を示し、キレート剤として働くことができる。さらに,TBAcは多くの有機反応の重要なステップであるエステル加水分解を促進する効果を示した。トリメチルシリルアセチレンによるカルボニル化合物のアルキル化はTBAcによって促進される注目すべき触媒反応である。この反応はプロパルギルアルコールを高収率で生成する。TBAcの触媒特性はこのプロセスにおいて特に有用である。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Tetrabutylammonium acetate, 25 g | sc-258214 | 25 g | $98.00 |