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テネリンはボーベリア属の種によって生産される。1977年の構造解明により、テネリンはジエノンを側鎖に持つ希少な4-ヒドロキシピリドンクラスに属することが示された。テネリンを産生するボーベリア属は、農薬による害虫防除剤として広く利用されているにもかかわらず、テネリンの生物活性についてはほとんど発表されていない。ボーベリアに存在する真菌の代謝産物であるテネリンは、ウマ赤血球のMg2+-、Ca2+-、Na+/K+-ATPase活性を効果的に阻害し、200μg/mlの濃度でそれぞれ51%、57%、74%の阻害を示した。さらに、Sf9およびSf21昆虫細胞に対して細胞毒性作用を示し、50%細胞毒性濃度(CC50)はそれぞれ4.84 μMおよび11.95 μMであった。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Tenellin, 1 mg | sc-397298 | 1 mg | $341.00 |