TCEAL1(転写伸長因子A(SII)タンパク質3)は、p21、SIIRまたはpp21としても知られ、TFS-IIファミリーのメンバーである。TFS-IIファミリーの転写伸長因子は、RNAポリメラーゼII(Pol II)を転写停止から解放する役割を担っている。DNA停止部位は、伸長中のRNAポリメラーゼが捕捉された場合、ロックされた3元複合体となる可能性がある。転写伸長因子は、RNAポリメラーゼの内在性RNA切断活性を活性化する。これにより、RNAポリメラーゼは新生転写産物を切断し、それによって新しい3′末端を形成して伸長を再開する。TCEAL1は157アミノ酸の核タンパク質で、ユビキタスに発現している。TCEAL1はDNAと直接結合するよりも、むしろ他の転写調節因子とのタンパク質間相互作用を介してその効果を発揮する可能性がある。TCEAL1の36番セリンと37番セリンでのリン酸化は転写抑制に重要である。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
TCEAL1 抗体 (SS-M5) | sc-135577 | 100 µg/ml | $333.00 |