可溶性硫酸転移酵素は、これらの物質の硫酸抱合を触媒することにより、有害物質の除去、発癌物質の活性化、ホルモンの調節に貢献している。このスーパーファミリーを構成する3つのグループのメンバーは、特定の基質化合物に対して選択性を示す。SULT1硫酸転移酵素は発癌性複素環アミンのN-硫酸化活性を示し、フェノール類に選択的であるのに対し、SULT2酵素はヒドロキシステロイドを好み、SULT3ファミリーのメンバーはN-置換アリールおよび脂環式化合物に選択的である。SULT1活性が高いことは、大腸がんにつながる多くの発がん物質に対する防御能の上昇と関連している。SULT1A1対立遺伝子の活性は高齢者で高く、おそらく加齢によってもたらされる細胞や組織の損傷からSULT1が保護するためであろう。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
SULT1 抗体 (3F10) | sc-59705 | 100 µg/ml | $316.00 |