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真核生物の細胞周期制御において、サイクリンとして知られる制御タンパク質ファミリーが果たす重要な役割はよく知られている。最もよく知られているサイクリン複合体は有糸分裂期のサイクリンB/Cdc2 p34キナーゼであり、MPF(成熟促進因子)の活性成分である。サイクリンAは細胞周期においてサイクリンBより先に蓄積し、S期の制御に関与しているようで、サイクリン依存性キナーゼ-2(Cdk2)と会合することが示されている。さらに、サイクリンAは細胞の形質転換にも関与しており、E1A、転写因子DP-1、E2F、レチノブラストーマタンパク質p110との複合体として見つかっている。つのサイクリンA-Cdk2複合体結合タンパク質、Skp1 p19とSkp2 p45が報告されている。Skps(S期キナーゼ関連タンパク質)は活性サイクリンA-Cdk2複合体と会合するが、複合体に対する制御作用は示さない。抗p45抗体のマイクロインジェクションあるいはアンチセンスオリゴヌクレオチドの添加によってSkp2 p45の機能を停止させると、正常細胞と形質転換細胞の両方でS期への進入が阻止される。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Skp1 p19 抗体 (52) | sc-136301 | 50 µg/0.5 ml | $316.00 |